フォト
無料ブログはココログ

« 2019年3月 | トップページ | 2019年5月 »

2019年4月の2件の投稿

2019年4月21日 (日)

みずほ銀行のAIを利用したレンディングですが…

クレジットエンジン株式会社、みずほ第一フィナンシャルテクノロジー株式会社と連携し、FinTech を活用した中小企業向けの新たなレンディングサービス「みずほスマートビジネスローン(MIZUHO Smart Business Loan)」の取り扱いを開始するそうです。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190416-00000098-asahi-bus_all

顧客が利用する WEB サービス等のさまざまなデータや口座の入出金状況等を AI 技術を活用した審査モデルにより、決算書不要の新たな事業性評価を実現するもので、以下の特色を強調しています。
1.申込から融資実行までがオンラインで完結
2.融資申込時に必要なデータ連携の自動化
3.AI 技術を活用した審査モデルによるタイムリーな融資可能額の表示
4.使いやすい UI・UX
実際には、利用金額は最高10百万円、期間は最長1年のようです。

みずほ銀行に口座を保有する中小企業が対象のようですが、インターネットバンキングやネットショッピングのWEBサイトを運営している、クラウド会計を利用している等、審査に活用できる情報を取得できることが前提になるかと思います。
ソーシャルレンディングに関しては、既に、金融機関以外でサービス提供されているようですが、利用実績等はどうなんでしょうか…
みずほ銀行は、今後3年間で「10,000件、300億円」「1件単価3百万円で年間3,000件超」の取扱いを目指すようですが、80万社以上の法人取引先を抱えている中で、目標とする規模感と経営に対する影響度は高くないようにも感じます。

もう1点、申込から実行までWEBで完結するようですが、企業実態をどのような観点から捉えるのか気になります。
既に口座を開設している取引先が対象ですので、事業実態の初期確認は済んでいるかと思いますが、取引年数が経過しており企業属性が変化している先の情報をどのように捉えるのか、マネロン・テロ対策では、契約後のモニタリングを強化し「なりすまし取引」を防ぐべく態勢を整備することが求められています。
このような異常取引等もAI機能を活用し、取引の可否を判定する仕組みになっているのでしょうかね…

過去には、財務諸表を前提としたスコアリングモデルを活用した中小企業向けファイナンスが脚光を浴びましたが、爆発的に拡大することは無く、不良債権化が問題になり、取扱いが縮小した経緯があります。
最終的リスク対策を考えると、回収不能となった場合の対策をどのように考えるのかもポイントかと思います。おそらく無担保無保証の扱いかと思いますが、予防的なリスク補完をどう考えるのか。適用金利を1~14%とカードローンと同程度に設定しいるので、信用コストは盛り込み済みで大丈夫とはならないのではないでしょうかね…

公表されているFintechによるサービスを見ていると、利用者側の利便性を重要視しているように思いますが、ファイナンスに関しては、実行後の管理回収業務をどう考えるかも重要な要素のはずですが、当該部分にはあまり触れらていないのが気になります…

2019年4月 5日 (金)

KDDI もスマフォ決済を開始するそうです…

auユーザーを対象にしたQRコードやバーコードを使用したスマフォ決済サービス「au PAY」を開始すると公表されました。
KDDI社のリリース内容は以下の通りです。
https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2019/04/04/3690.html

SoftbankはグループでPayPayを提供していますので、これで、キャリアによる決済サービスが出揃ったというところでしょうか。
今回のサービス内容を見る限り、NTTドコモの決済方法=「D払い」に似ているように思います。

以前も指摘しましたが、決済方法としては、広義に「クレジット=後払い」、「プリペイド=前払い」、「デビット=即時払い」に分類することができます。
今回の記事を読む限り、会員制のauWalletのポイント使用、通話料金合算払い=後払い、プリペイド型=指定する預金口座かクレジットカードと連携させチャージする組み合わせのようですが、会員を囲い込むための付加価値というイメージが強いのでしょうか。
利用者側のメリット=便益性は”何なのか~”を前提に機能を考えサービス化することが重要と思いますが、利用場所がまだまだ限られているという点を除けば、ポイントとの連携も含めた機能面を考えれば利便性は高いと思います。ただ、ポイント還元に関しては、各社も限界にきているのか、nanacoカードに関しては還元率を半分にするとの記事も出ており、今後は優良な利用者や会員の囲い込みとしてどのような利便性を提供するかがカギになるように思います。

一方で、銀行側のサービスはどうなのか。
みずほ銀行が提供を開始する「Jコインペイ」については、地銀も利用を公表し、現在31の地方銀行が利用するとのことですが、単に決済や個人間の送金に利用できるサービスとのことのようで、先行するキャリヤグループとの差別化をどのように考えるのでしょうか。
また、利用できる店舗やサービス機関とどのように連携してゆくのかも重要なテーマですが、この点も考えたサービス化を地方銀行はどこまで考えているのでしょうかね。
更に、マネタイズ=収益化をどのように考えるのかも重要な要素ですが、ここ最近のニュースを見る限り、流行りのサービス機能を扱わなければ時流に遅れる…ということから対応している、と感じるのは私だけでしょうか?
銀行は厳しい環境に晒されていますが、起死回生となるビジネスモデルをどのように考えるのか、難しい局面にあるのでしょう。

« 2019年3月 | トップページ | 2019年5月 »