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2017年5月18日 (木)

融資審査にビックデータを活用とのことですが・・・

ニュースのタイトルから、ビックデータとはどんな情報を利用するのか気になったのですが、口座の取引情報を主に活用するようです。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASJC09H0X_V10C17A5LX0000/

また、福岡銀行のHPサイトには、もう少し詳細な情報が開示されており、概要がわかります。(http://www.fukuokabank.co.jp/corporate/financing/fastpass/ )

中小・小規模事業者の場合、確かに、入金や出金の口座内容を明細と金額から事業性資金の動きはある程度予測することは可能と思います。
多くの情報が集まれば、業種や事業規模別から、資金の流れの特徴を捉えリスク判定することも可能と思いますが、それだけで良いのか・・・という疑問は残ります。

金融界では、事業性評価機能強化=事業の実情を正しく捉え、事業ニーズも考慮して様々な支援を行うことで事業会社の成長を支援することが求められているはずですが、当該要因も加味した事業モデルなんでしょうか。

過去に、決算書の情報をモデル化することで、簡単・直ぐに融資しますという「ビジネスローン」の取り扱いが普及しましたが、会社の特性などを加味せず財務数値だけに頼るモデルは如何なものか、ということで取り扱いは少なくなった経緯があったかと思います。

今回は、口座の動き=ビックデータということで、事業によるお金の流れを会計関連情報と関連付けて融資判断するのでしょうが、事業会社の持っている技術力や成長性、ブランド力や営業ノウハウ等の優位性を評価する、つまり、本来あるべき事業性評価の考え方を取り入れることはないのでしょうかね。
対象とする企業に関するニュースや評判などインターネット上で確認できる様々な情報の時々の変化等も取り込み評価に関連付けるというのであれば、正にビックデ-タの活用と言えると思いますが、口座の取引情報のみの扱いであれば、これまでも利用するケースはあったかと思います。

故に、財務数値のモデルを口座情報のモデルに変えただけであれば、以前のビジネスローンとあまり変わりないようにも思いますし、これをもってビックデ-タを活用している・・・というのに違和感を覚えるのは自分だけでしょうかね。

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