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2017年3月の2件の投稿

2017年3月31日 (金)

ゆうちょ銀行が無担保融資に参入のようですが・・・

本日、金融庁に無担保ローンの取り扱い申請をしたとの記事です。これまでも、住宅ローンやカードローン等の取り扱い申請もしていたと聞いていましたが、今回を機に取り下げたようです。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170331-00000186-jij-bus_all

ゆうちょ銀行が単独で取り扱うのではなく、スルガ銀行の保証会社が保証するスキームのようですが、スルガ銀行とは、住宅ローンの取り扱いで既に提携しており実績もあるので、スムーズに取扱いできるのでしょう。

ただ、前回のブログでも述べましたが、金融機関の扱う無担保カードローンに関しては問題もあると、指摘され始めたこの時期に、敢えて申請する意味はどこにあるのか。
更に、取扱いを開始するのは2年後の2019年からとのことですが、公表されているスキームの商品を開発するのに2年もの期間を要するのか、という点も気になります。

確かに、保証料を差し引いても現状の運用利回り以上のリターンは期待できるでしょうし、リスクそのものをゆうちょ銀行単体から保証会社へ移転できる訳で、新たな運用手段という観点からすれば、戦略としては「あり」なのでしょう。

しかし、ゆうちょ銀行の顧客層は高齢者が主体になっているはずですから、年金の受給口座として指定しているお客様に対しては、年金受給までの期間(2ヶ月)、一時的に資金不足となるケースを補うべく、年金支給額の8割程度まで自動的に貸出しするというサービスとすれば、敢えて保証会社の保証を付ける必要もなく、リスクを軽減することは可能なはずです。
また、クレジットカード等、一般的な与信関連商品の年齢制限(65歳等)も考慮する必要もないのではないかと思います。

専門性が無い分野に関しては、業務提携等による戦略により事業化を実現するのは当然の考え方ですが、短期間で実現するということが前提のはずです。
今回の申請に関しては、ある意味、既存金融機関への影響を考慮し、敢えて、実現できる期日を先延ばししているのか・・・と、感じるのは自分だけでしょうか?
また、何故、自己のリスク負担で新たな事業略を考えないのか・・・という疑問も残りますが、単に「できない」だけなのでしょうかね?

2017年3月25日 (土)

金融機関のカードローン戦略に関する記事ですが…

銀行が扱うカードローンについて、運用上問題があるのではないかと懸念する声も出ているようですが、今に始まったものではないでしょう。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170325-00051295-gendaibiz-bus_all&p=2

以前から言われていることですが、金融機関は、企業向け融資が伸びない中、日銀のマイナス金利政策により利益が出ないことから、個人向けローンへ注力する傾向があるようです。
アパートローンの問題もしかりですが、カードローンの取り組みも同様のような気がします。

先月のブログで、アパートローンの問題点でも説明しましたが、金融機関の審査姿勢に課題もあるかと思います。
特に、現在金融機関が扱うカードローンの大半は、メガバンクの配下になっている消費者金融会社等のノンバンクの保証がついたものばかりです。
極端な例ですが、金融機関のインタネット上のHP画面から申し込みできるようになっているのですが、保証するノンバンクの申し込み画面に遷移するものまであります。つまり、金融機関が審査をしているのではなく、保証するノンバンクが審査し、承認すれば良いというものです。ですから、金融機関とは全く取引がなくても申し込みができます・・・となっているのでしょう。

同じような審査の例は、カードローンだけではないような気もします。
住宅ローンについては、自行の保証会社や全国保証等の外部保証機関が保証してくれれば取り上げるというスタンスで取り組んでいるのが大半です。
また、中小小規模の事業会社に対する融資に関しても、保証協会の保証があれば融資するというスタンスで、保証協会の審査を通すためのテクニックを重視する傾向もあるようです。

金融機関には、儲けたいがリスクを取るのはダメという経営スタンスが浸透しているせいなのか、融資運営そのもの=審査の考え方を見直さない限り、この流れは変わらないのではないでしょうか。

金融庁は、監督方針で『適正な業務運営』を行う=顧客の実情を正しく評価し、工夫しながら業務を展開するように指導していると言っているようですが、その真意は本当に伝わっているのでしょうかね。
最近の動向を見る限り、取引する顧客のためになることを第一義に考え、独自の判断でリスクを取り業務を展開している金融機関が少ないのではないかと感じるのは自分だけでしょうかね?

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